新型コロナの影響による経営不振などから山形市の蔵王温泉にある老舗旅館「吉田屋旅館」が自己破産を申請したことがわかりました。
「吉田屋旅館」は江戸時代創業の老舗で、温泉街北側に位置する「ホテルオークヒル」も運営していました。
東京商工リサーチによりますといずれの施設でもペット同伴の宿泊プランを設けるなど一定の需要があり、スキー人口の増加を背景に1995年9月期には、売上高3億7500万円のピークに至りましたが、その後若年層のスキー離れなどが進み利用客が減少。
コロナ禍では赤字決算となり経営状況の回復が見込めないことから、きのう付けで山形地裁に破産を申請したということです。
負債総額はおよそ6億円にのぼります。
今後は同じく蔵王で温泉宿を営む高見屋旅館グループが従業員の雇用を進め8月をめどにグループ施設としての営業開始を計画しているということです。
【山形テレビニュース】
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